2024/02/15 20:23
昨日はバレンタインデーでした。
40を超えた我々には無縁となるイベントになりつつあります。
今から500年近く前にバレンタインも無い時代の恋とお酒の話です。

彼の生涯についての文献は少ないようですが、レオナルド・ダ・ヴィンチの弟子として多大な影響を受け、実際、彼の絵がレオナルド・ダ・ヴィンチの絵とみなされてきたこともしばしばあるようです。完成したフレスコ画は今日でも教会に飾られ、その他の残された様々な作品は、ロンドンのナショナルギャラリーやエルミタージュ美術館、プラド美術館など世界の美術館で見ることができます。
ベルナルディーノ・ルイーニが、このフレスコ画に描く聖マリアのモデルとして選んだ女性が、アマレットリキュールの生みの親である若く美しい宿屋の女主人でした。二人は恋に落ち、また自分をモデルに素晴らしい絵を描き上げてくれた彼に対して、彼女は特別な贈り物を用意します。それが繊細でハーブのような香りを持ち、甘くほろ苦い、恋の一番美しい瞬間を切り取って閉じ込めたような味のする「アマレット」の始まりだったようです。
如何でしょうか?そんなウンチクを知ったら一度どんなお酒か興味が湧くかもしれませんね。
そしてそこから時代が経ち、1600年 女主人のレシピが発見されました。
ロマンチックな誕生ストーリーを秘めたこのレシピが、再び発見されたのは、1600年。この頃、イタリアの家庭では自家消費用のアルコールや消毒液を蒸留するのがごく一般的に行われていました。レイナ家もそんなイタリアの一般家庭に属しましたが、このレシピを発見してからというもの、代々極秘に「アマレット」のレシピを守り続けます。ついに20世紀初頭 サロンノ村でついにディサローノが発売開始
そして1900年代初頭、ドミニコ・レイナがサロンの村でついに工場と店舗を稼働し、アマレットを世に売り始めます。これがサロンノ村のアマレット、つまり、アマレットディサローノという名前の由来です。

昨日、地域の会合で近所の女子高生から頂きました🥹
この子に本命には渡したの?などと不粋な事は聞きません。